少し早いですが、何回か分けて今年1年の大阪市交・阪急・京阪を振り返ってみようと思います。
今回は阪急の1年を振り返ろうと思います。
1月 7020Fリニューアルから出場

1月は13年3月よりリニューアルに入場していた7020Fが復帰しました。昨夏に出た7010Fと同じ顔での出場となりました。
1月 3050F4連化

同じ月、1000Fデビュー→7001F6連化の煽りを受けた3050Fが4連化。伊丹線で運用に復帰しました。3050-3500-3001が残り、2011年に3078Fが6連化された際に抜かれた3529号車が編成に組み込まれました。
2月5日 3160F廃車回送

2月5日、先述の3050Fの代替で3160Fが廃車回送。これで残る板車は3077Fのみに
2月24日 3077F廃車回送、看板車消滅

そしてその約3週間後、4連化された元宝塚線用の3062Fが伊丹線に配置。この関係で最後の看板車3077Fが回送。これをもって看板車は消滅しました。またこれと同じタイミングで7300系の大規模改造の試験車両となっていた5112号車も廃車となり5100系初の廃車が発生しています。
3月~ 前照灯LED化波及


昨秋に9000・9300系の一部で試験的に交換されていたLEDライトがこの時期に一気に波及し9000・9300系は全編成への交換が実施されました。
そればかりでなく、箕面線・伊丹線用3000系(伊丹線用は一部のみ)、5000系、6000系ワンマン車、嵐山線用6300系にも波及しました。
3月21日~ 宝塚歌劇100周年記念ラッピング運転開始


この日からは宝塚線と今津線を対象に宝塚歌劇100周年のラッピングがスタート。宝塚線は9009F、今津線は7001Fが抜擢されました。なおこのラッピングは12月24日までの予定です。
3月30日 1300系デビュー、2321F引退

この日から1300系がデビュー。初日は特急でのデビューでした。しかしデビュー直後は度重なる不具合で4月にデビューした1301F共々、不安定な状態が続いていました。

この日をもって2321Fが運用を離脱しそのまま引退。1300F導入による3327F7連化によるものでしたが3327Fの復帰を待たずしての引退となりました。またこの廃車と同時に3300系3894号車も廃車。3300系デビュー45年で1両も廃車が出ていない記録もここで途切れることとなりました。
6月26日 3064F廃車回送

この日、最後の8両編成な3000系であった3064Fが正雀へ回送。短縮化・転用されることなく8両とも廃車となり8連の3000系は消滅、また2000系列もこれで全廃となりました。
7月9日 1300系堺筋線への乗り入れを開始

デビュー後、堺筋線の運用を回避していた1300系でしたがこの日の夜、はじめて1300Fが堺筋線への乗り入れを果たし堺筋線への乗り入れを開始しました。これと同時に千里線での営業運転も開始されています。
7月10日 9002F宝塚線一時転属

この日、5136Fと入れ替わりで9002Fが宝塚線へ一時転属。祇園祭HMを掲出して運用に出たことで話題を呼びました
なおこの編成は9月中旬より神戸線に復帰しています。
7月12日 5136F阪神尼崎へ

その5136Fは7月12日夜に阪神尼崎へ回送。今年一番のネタだったのではないでしょうか。近鉄車との共演もあったこの事は後にニュース記事になるなど大きな反響を呼ぶこととなりました。のせでんへの譲渡を目的とした改造であることが公式Twitterからも時折出ています。
7月15日 携帯電話電源OFF車両廃止・1002Fデビュー、7303F復帰


関西各社の優先座席の扱い方が見直されたこの日、梅田寄りの反対側の先頭車に設けられていた携帯電話電源OFF車両が廃止されると同時に1002Fがデビュー、またリニューアル改造から出場した7303Fが運用に復帰しました。7303Fは7020Fとは貫通扉の窓の下方向への拡大、制御機器のVVVF化、車内案内機が1000系に準じたものになるなど色々な変更点があります。
この2編成は優先座席のモケット色が変更された車両で、現在も他車でモケットの交換が進んでいます。
8月1日 6002Fのせでんへ譲渡

8月になって6002Fが突如、のせでんへ譲渡されました。社章などがのせでんのマークに変更されています。また譲渡に伴い、のせでんの新しい仲間のHMが12月中旬ごろまで取り付けられていました。
しかしのせでんになっているのは車籍のみで、現在も宝塚線を中心とした運用に出ています。
8月中旬頃 7322F運用復帰

7303Fに続きリニューアルを受けた7322Fが復帰しました。
8月21日 3076F引退

先述の1002F導入により7003Fが6連化され、玉突きで3076Fが廃車となりました。これと同時に長らく休車になっていた5103・5119号車も廃車となっています。
皮肉にもこの日、大阪市交では2601Fが引退。その後の廃車陸送では2601Fと3076Fが同じ日に同じ解体工場へ運ばれるというものでした。
9月10日頃 1003Fデビュー

9月10日頃には1003Fがデビュー。この編成の代替が5136Fとなります。
10月20日 1302Fデビュー

1300系3編成目となる1302Fがこの日、デビュー。しかし12月現在もこの編成のみは堺筋線運用が回避された状態が続いています。
12月1日 7305F運用復帰

7300系リニューアル4本目となる7305Fが復帰。なお7304,7306Fは既に入場しており8連貫通の未更新車は姿を消しています。
なおこの編成も営業開始までに前照灯がLEDに交換されています。
12月3日 2325F引退

先日の記事でも取り上げましたが3324F7連化により、この日をもって2325Fが引退。残る2300系はこれで2編成となっています。
総括
今年は看板車の全滅から2300系の廃車再開、8連の3000系消滅、、5100系ののせでん譲渡の動きなどこれまでにないような動きの激しい1年でした。ざっと取り上げただけでもこれだけのトピックがありました。古参車のみならず既存車の改造も進むなど大変革が進んでいるように思えます。
この調子だと来年も動きが激しくなりそうです。・・・面白いのはいいことですが(笑)
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