一方、御堂筋線の梅田ゆきの消滅や千日前線の今里ゆきの新設(しかし今年8月の改正で廃止)で話題になった昨年3月のダイヤ改正で四つ橋線は運用が見直され、23606Fが運用数的に余剰となり緑木で1年もの間、休車になっていました。
7月23日、8月21日の運用をもって引退した2601Fの引退が発表。そこには2601F引退による森之宮検車場公開のお知らせがあり、24系24656編成との展示の記述がありました。23606Fは今年5月に大阪車輛に搬出され、リフレッシュ改造を受けると同時に緑色の帯をまとったその24656Fに生まれ変わり8月24日のイベントでお披露目されました。

そして10月2日に試運転を実施、10月9日より中央線で運用を開始しました。

試運転ではコスモスクエア駅を除く全駅へ。試運転でけいはんな線へも入線し、奈良県への乗り入れも果たしています。

そして営業開始となった9日は早くも日中運用に。
今回、平成2年式の初期の車両ということもあって前面の車両番号に注目が集まっていましたがサイズは初期車独特のデカ車番が引き続き採用されていました。また元23806にあたる24856号車は5→6両編成化の際に1996年12月に製造されている車両で1995年9月製より採用されている複枚層ガラスが採用されており、24系の複枚層ガラス車は元OTS系の2編成を除けばはじめての組み合わせとなりました。
なお改造内容自体は24603Fとほぼ変わりなく、車内案内機の液晶化も実施されています。

復帰したちょうど22ヶ月前にあたる2012年12月9日の23606F。何事もなく日常の四つ橋線の運用に出ていました。この頃、中央線に転属すると誰が思っていたことでしょうか・・・。23606Fとしての運用は2013年3月で終了していました。

既に休車になっていた昨年11月の大阪市営ふれあいフェスティバルでは、23906号車がバッテリーカーの牽引される車両に、この時、緑木に検査入場していた1109号車と共に抜擢され1109+23906+バッテリーカーという珍編成も披露してくれました。この時が23606Fとしての最後の公の場でした。
この転属により5編成となった24系。まさかこのような形で再び24系が増えるとは思ってもいませんでしたが、ここ数年の中では非常に面白い動きでした。2601F以外の20系は現地点では引退する気配を見せておらずまた24系化される編成が出てくるということはなさそうですが、しばらくは注目の的となりそうですね。
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