そんな中、2016年から本格的な置き換えが開始された10系チョッパ車も2018年3月現在、5編成が残存しており民営化された新会社へ継承される見込みとなっています。今回は現在、在籍している5編成を紹介していきます。なお残存する5編成は全編成が前照灯がLEDに交換されています。
1110F

現存する10系ではもっとも古い1110F。しかし2017年9月頃からラッシュ時のみの運用が中心となった後、11月下旬を最後に運用を離脱しており見るのが困難な車両となっています。前回検査は2015年4月出場となっています。
1111F

カルテット1、ゾロ目でお馴染みの1111を含んだ1111F。1110Fが離脱している現況、事実上の最古参という状況の車両です。2015年1月に車体洗浄、屋根の整備を受け現在もそこそこ綺麗な車体を持って走っています。前回検査は2015年9月出場となっています。
1112F

2007年から2013年までマルハンラッピングで青い電車になっていた1112Fも現役。2014年にディズニーの女性専用車のラッピングを纏っていた時期もありましたが、現在はオールシルバーで活躍しています。前回検査は2016年4月出場となっています。
1113F

こちらもオールシルバーで現役の1113F。1813号車の貫通扉の色合いがやや異なるのが特徴の編成です。また現存する10系チョッパ車では唯一、マイナビの車体ステッカーがトラベルの水色のステッカーを貼っている(他の4編成は賃貸のオレンジ色のステッカー)編成です。2014年12月に車体洗浄、屋根の整備を受け、こちらもそこそこ綺麗な車体を持って走っています。前回検査は2016年8月出場となっており現存するチョッパ車ではもっとも最近に検査を出ている編成で、この編成以降に検査期限を迎えたチョッパ車(1106F,,1114Fなど)以降は検査を通すことなく廃車となっています。
1116F

1716号車が1802号車時代の名残が残ることから人気の1116F。前回検査は2014年8月出場となっており1113Fとは正反対に現存するチョッパ車でもっとも検査期限が早い編成となっています。
置き換えは現地点では検査回帰が早いもの順に置き換えが進んでいます。しかし検査順はあくまで参考程度のものであり、また検査順関係なく5編成すべてが姿を消すのは最早、時間の問題と思われます。少なくとも何編成かは民営化後も残ると思われますが、民営化後もチョッパ車からは目を離すことができません。
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