最近になって現役の10系の話題が盛んになっているので少し記事に・・・。
9月に入って、1111Fが定期検査を受け出場し運用に復帰しました。

10系では1110F以来の検査明けの編成で、2月に行われた車体洗浄もあって美しい姿となりました。前照灯は更新されていませんでした。

さらに2013年の1114F以来、2年ぶりに10系の座席更新が実施されました(3月の1108→1109Fの座席流用を除く)。2012年に検査を出た際は1108Fの座席が交換されていた中で見送られていましたが、今回実施されることとなりました。

と、しばらくはこの状態で運用に出ていたのですが9月9日の運用後再び離脱。14日に運用に復帰しましたが・・・

その時に見ると前照灯がLEDに更新されました。検査明け電球姿はわずか10日ほどで見納めとなる非常に過渡期の光景となってしまいました。


前回の投稿地点では1123,1109,1117Fの3本が前照灯がLED化されていましたがそれ以降、10系列の前照灯LED化は想像以上のスピードで普及しており、1115,1112,1118,1116,1111F(施工順)の8本に拡大しています。


さらに施工順から見ると10系,10A系の区別による施工の優先、検査順などは一切関係ない順番で施工が進んでいます。8月以降、約5日に1本のペースでLED化が進んでいます。このペースからいくと10系列の前照灯がすべてLEDになる日もそう遠くはないのかもしれません。
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9月末で引退する南海7000系。現在残っている7000系は復刻塗装になっている7037Fのみで基本的にサザンの復刻仕様となっている10004Fと編成を組んでいます。
通常色の7100系と編成を組み2度目の混色組成となりました。

空港急行運用に入る7037F+7125F。復刻塗装になってから通常色編成と組んだのは2度目(1度目は2連の7019F)ですが、8連では初の運用になっています。サザンが中心ということもあって関西空港を発着する運用も機会が限られています。

後ろに復刻塗装を組んだ7125Fの姿。
この組成はサザンとしての運用が運休日となっていた9月2日と3日の朝のみの運用で解除され3日夕方には7037Fは所定の10004Fとのコンビに戻りました。
運用終了までのこり25日。こんな組成がまた登場することはあるのでしょうか。
おまけ

この日、サザンの自由席車に7100系2連を2編成繋いだ組成が出現していました。自由席車に2連2編成を組成した組み合わせは数年だそうで、7037Fとは別に面白い組成が撮影できました。
1980年に東山線初の冷房車として投入された5000形。23編成が増備され東山線を支え続けてきました。
2004年に車両運用数が減り5101,5102Hが引退、2007年からN1000形の導入が開始され置き換えが開始。2010年までは1年あたり1編成とゆっくりしたスピードでしたが2012年に入って東山線のホームドア設置とATO運転化が決定。老朽化が進んだ5000形にホームドア対応の機器などが搭載できず全車引退することが決定。5000形はATO対応したN1000形に順次置き換えられ姿を消すことになりました。

5118Hは2013年に引退

初期番の5109Hもしぶとく生き残っていましたが2月に姿を消しました。

5000形は徐々に姿を消していき5000形同士の車両交換などの光景も見る頻度が少なくなっていきました。5113Hも2014年に引退しています。
3月に唯一の平成製造であった5123H、4月にN1000形最終増備編成のN1121Hが導入され5120Hが引退。この地点で5000形で運用に出ていたのはN1000形初期編成のATO化改造による不足分を補う目的で残っていた5114Hのみでした。この頃になると残り1編成ということもあってか平日のみの運用が多くなっていきました。

6月、5114Hに付いていた広告ステッカーがすべて撤去されいよいよ引退が近づいていることを象徴する動きが発生しました。
そして7月7日に、8月30日をもっての引退が発表され7月15日よりさよならHMが掲出されました。

この頃になると休日にも積極的に運用を入るようになり最後の力走を見せていました。
そして8月28日の47記号をもって営業運転を終了。翌々日の30日に高畑→藤が丘間のノンストップのさよなら運転が実施されました。

さよなら運転ではドア部にステッカーが貼り付けられた状態で運転されました。終点の藤が丘駅では200人近いファンに見送られ最後の運転を終えました・・・

工場入庫後の5114H。この横では、八田駅に設置するホームドアの詰め込みを行っているN1000形がいました。この後しばらくピットの前に留置され、既に引退した5000形が留め置きされているスペースに移動されたようです・・・。
この2日後、東山線のダイヤ改正が実施され、残った5050形、N1000形によるATO運転が開始されました。
私が名古屋市営地下鉄に興味をもったきっかけがこの過渡期の東山線でした。はじめて訪れた時は既に5000形の半数が姿を消していましたが、それでもちょっと待てば来るという本数は在籍していました。その5000形がもう営業線に出てくることがないということを考えると寂しいものです。
東山線の5000形は全車引退してしまいましたが、2012年冬から2013年夏までに東山線から引退した5編成の5000形はアルゼンチンのブエノスアイレス地下鉄に譲渡され第二の人生を送っています。遠い地で引き続き活躍する5000形には末永い活躍を祈りたいものです。