しかし7月に検査期限が満了することにより、6月19日に緑木検車場へ廃車回送されました。

緑木へ向け、最後の力走をする1105。いつもよりスピードが出ていました。

この編成にいた1705号車は初代20系2001Fの旧2301号車(10系化の際に1201に改番)にあたり、1107Fの1707号車(→1401)と共に残された旧20系の2両でした(両先頭車であった2001(→1101)、2501(→1801)は御堂筋線10連化の際に廃車)。1973年製であり、実に41年の活躍となりました(これは大阪市交最長記録)。
皮肉にも、1107Fは昨年の6月19日に廃車回送されており、ちょうど1年後の回送となりました。

6月14日の運用で故障しこれで引退かと思われましたが、6月17日に復帰。最終運用は廃車回送当日朝の新大阪10:28発新金岡ゆきまで運用されていました。


在りし日の1105。この編成は夕方の新大阪発あびこゆきに頻繁に充当され、その流れもあってよくあびこゆきや江坂ゆきでの姿をお目にかかることができました。

レギュラーな運用も。北急乗り入れの運用は6月18日の朝ラッシュ運用が最後だったようです。

これにより、大阪市交最古参編成となった1106F。最初のリニューアル車であり引退した1105,1107Fに挟まれる形になりましたが、5月から開始された1206号車のディズニーラッピングが来年4月末までの発表があることから、少なくともそのあたりまでは安泰と思われます。
今回の廃車で10系の元にあたる初代20系の肩身が全滅となり一つの節目を迎えることになりました。残り10本となった他の10系にはまだまだ生き残ってもらいたいものです。
ありがとう1105F。1705号車41年間、1905号車27年間、その他8両35年間お疲れ様でした。
スポンサーサイト